本を読んでみる

本を読んでみよう

 現代では、文章を読むことに対して敷居が高くなったのだろうか。ゲームや動画のように、受け身の立場では本は読めないので、本を読むという行為は心の準備が必要だ。こころの準備までして、なぜ僕たちは本をよむのか。我々は、向上心にまみれたストイックな人たちなのか?それはイエスでもありイエスでもない。

 私が考える本の好きな理由の一つは、その人が今までに大好きな本に出会えたかどうかである。夜中まで、宿題を忘れてとか、つまらない道徳の授業においても続きを読みたいと思ったそんな本との出会いがきっとある。

 

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好きな本を読んだ体験を増やす 時間を忘れて中毒になる

 今では、アマゾンを始めネット上で読みたい本が手軽に手に入る。しかし、普段本を読む習慣がない方が、自発的におすすめの本を探し、クリックして注文するとは思えない。実際に本屋に行ってみよう。本屋さんの一番見えるところには。人気の本が置いてあるし、書店員さんが書くポップも出ている。おすすめの本は、やはり面白い本が多いし、大好きな本に出会える確率も上がる。一人の好きな作家さんが、見つけたらその方の別の本を読んでもいいし、その中で紹介される本を読んでもいい。

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本を読む意味

 今孤独で悩んでる方、恋人と分かれて寂しい方、つらい人呼んで欲しい。私も昔、中学生時代に本に救われた一人である。その頃クラスに友達をなかなか作ることが出来ず、とても悩んでいた。休み時間になると向こうの机に人が群がり楽しく何やら話しているが、自分は相手すらされなかった。そんなときに自分の机の上に本を広げると、視界が文字になる、面白くて周りが気にならなくなる、それに太宰の「人間失格」に出てくる主人公の方が俺より孤独。なんて考えたら気持ちが楽になれる。

 執筆されてから時の洗礼を受け、それでも生き残る本は非常に価値がある。ネット上の記事は、一貫性がない場合も多い。私たちが日々感じる悩み、つらさ、嫉妬などの感情や問題は昔の偉人たちも感じてきた。本には、我々よりも専門の知識を持つ方や、昔の偉人たちが、解決方法を提案してくれる。我々が一人で考える思考というのは、なかなか深堀できない。しかし、昔の超人が考えた解決策を踏み台にして、自ら検証することで、さらなる深みに到達してよりよい解決策を得る手段にもなる。また、小説や自己啓発本の他にも、趣味の本など多彩な本が存在している。本を通して自らの世界を広げることが出来る。

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 このブログを読んでくださった、皆さんが大好きな本に出会えることを願っております。